JFLマッチレポート 奈良クラブ対マルヤス岡崎
配信日:2015/11/05 07:16
Written by
中山 亮

JFLセカンドステージ第11節として奈良クラブ対マルヤス岡崎が奈良県立橿原公苑陸上競技場で開催され、奈良クラブが3-0と快勝した。
J3入りを目標にJFLを戦っている奈良クラブ。J3加入条件として、年間4位以内・財務状況・スタジアム環境・平均観客数2000人以上、という4つの条件があるが、この試合のキックオフ前の時点で奈良クラブは年間5位、また4位の鹿児島ユナイテッドとは残り5試合で勝ち点差8と少し厳しい状況となっているが、可能性はゼロではないので勝ち続けないといけないという状況。
一方のマルヤス岡崎は年間順位14位となっている。
奈良クラブのフォーメーションは3-4-3。ファーストステージは4-4-2で戦っていたがセカンドステージからフォーメーションを変えており、4-4-2の時は攻撃的なSBとしてプレーしていた選手が中盤の両サイドWBの位置に入っている。
また奈良クラブといえば岡山一成の存在が有名だが、岡山はベンチスタート。また全国的に名が通っている選手としては鳥栖や仙台、横浜FCでもゴールマウスを守ったシュナイダー潤之介がおり、シュナイダー潤之介は奈良クラブの絶対的な守護神としてこの試合でも先発出場している。
一方のマルヤス岡崎のフォーメーションは4-2-3-1。マルヤス岡崎にはFC岐阜等でプレーした地主園と東京V、湘南、長崎、北九州、相模原でプレーした佐野裕哉が所属。地主園は左SH、佐野は右ボランチとして先発出場している。
試合はマルヤス岡崎の高い位置からのハイプレスが奈良クラブを苦しめるという形でスタート。奈良クラブが3バックでボールを動かそうにも、4-2-3-1の1トップと両SHが3バックに対して襲いかかる形でボール保持者の時間を削っていく。またさらに岡崎がボールを奪うと縦に速い攻撃がメインになっているが、ボランチの佐野が1人だけ別のリズムでプレーすることでブロックの外でフリーでボールを持つ形を作り、試合の立ち上がりはマルヤス岡崎が奈良クラブを押し込む場面が続くが、奈良クラブは両サイドを自陣に落とした5-4-1の形でスペースを消してしまうので決定的な形まで持っていけない。
そんな中で試合を動かしたのは奈良クラブ。3-4-3の奈良クラブと4-2-3-1のマルヤス岡崎ではWBの所でミスマッチが起こっている。それに対してマルヤス岡崎立ち上がりはハイプレスをかけて時間を奪う事でこのミスマッチを消していたのだが、ハイプレスを外されてしまうとサイドでミスマッチから来る数的不利が生まれている。マルヤス岡崎はここの対策が十分ではなく、サイドからボールを運ばれ、クロスボールで左右に振られた所でCBが中央の選手を見失ってしまい、奈良クラブの瀬里が頭で合わせて先制。サイドの数的不利と、そこからくる中央でCB2枚と3トップから生まれる局地的な数的不利からマルヤス岡崎のCBは奈良クラブのCFを完全に見失ってしまった。
この後前半は何とかマルヤス岡崎の守備が踏ん張ったものの、後半の立ち上がりに再びサイドでミスマッチからくる数的不利を作られてしまい、SBがWBと3トップのサイドの選手とで2対1の局面を作られ、奈良クラブの7番小野が豪快なミドルシュートを決めて2-0。
さらにマルヤス岡崎は68分に退場者を出してしまい、試合終了間際には自身のCKからカウンターを受け、再び瀬里に決められて失点。3-0と奈良クラブの快勝に終わった。
奈良クラブの攻撃に対してマルヤス岡崎は、システムのミスマッチに対して前線からのハイプレスで時間を奪う以外にどうして守ろうとしているのかがよくわからないままで、試合の途中からはマルヤス岡崎がプレスに行けば行くほどSBの選手がミスマッチに苦しむという状況になってしまっていた。
J3入りを目標にJFLを戦っている奈良クラブ。J3加入条件として、年間4位以内・財務状況・スタジアム環境・平均観客数2000人以上、という4つの条件があるが、この試合のキックオフ前の時点で奈良クラブは年間5位、また4位の鹿児島ユナイテッドとは残り5試合で勝ち点差8と少し厳しい状況となっているが、可能性はゼロではないので勝ち続けないといけないという状況。
一方のマルヤス岡崎は年間順位14位となっている。
奈良クラブのフォーメーションは3-4-3。ファーストステージは4-4-2で戦っていたがセカンドステージからフォーメーションを変えており、4-4-2の時は攻撃的なSBとしてプレーしていた選手が中盤の両サイドWBの位置に入っている。
また奈良クラブといえば岡山一成の存在が有名だが、岡山はベンチスタート。また全国的に名が通っている選手としては鳥栖や仙台、横浜FCでもゴールマウスを守ったシュナイダー潤之介がおり、シュナイダー潤之介は奈良クラブの絶対的な守護神としてこの試合でも先発出場している。
一方のマルヤス岡崎のフォーメーションは4-2-3-1。マルヤス岡崎にはFC岐阜等でプレーした地主園と東京V、湘南、長崎、北九州、相模原でプレーした佐野裕哉が所属。地主園は左SH、佐野は右ボランチとして先発出場している。
試合はマルヤス岡崎の高い位置からのハイプレスが奈良クラブを苦しめるという形でスタート。奈良クラブが3バックでボールを動かそうにも、4-2-3-1の1トップと両SHが3バックに対して襲いかかる形でボール保持者の時間を削っていく。またさらに岡崎がボールを奪うと縦に速い攻撃がメインになっているが、ボランチの佐野が1人だけ別のリズムでプレーすることでブロックの外でフリーでボールを持つ形を作り、試合の立ち上がりはマルヤス岡崎が奈良クラブを押し込む場面が続くが、奈良クラブは両サイドを自陣に落とした5-4-1の形でスペースを消してしまうので決定的な形まで持っていけない。
そんな中で試合を動かしたのは奈良クラブ。3-4-3の奈良クラブと4-2-3-1のマルヤス岡崎ではWBの所でミスマッチが起こっている。それに対してマルヤス岡崎立ち上がりはハイプレスをかけて時間を奪う事でこのミスマッチを消していたのだが、ハイプレスを外されてしまうとサイドでミスマッチから来る数的不利が生まれている。マルヤス岡崎はここの対策が十分ではなく、サイドからボールを運ばれ、クロスボールで左右に振られた所でCBが中央の選手を見失ってしまい、奈良クラブの瀬里が頭で合わせて先制。サイドの数的不利と、そこからくる中央でCB2枚と3トップから生まれる局地的な数的不利からマルヤス岡崎のCBは奈良クラブのCFを完全に見失ってしまった。
この後前半は何とかマルヤス岡崎の守備が踏ん張ったものの、後半の立ち上がりに再びサイドでミスマッチからくる数的不利を作られてしまい、SBがWBと3トップのサイドの選手とで2対1の局面を作られ、奈良クラブの7番小野が豪快なミドルシュートを決めて2-0。
さらにマルヤス岡崎は68分に退場者を出してしまい、試合終了間際には自身のCKからカウンターを受け、再び瀬里に決められて失点。3-0と奈良クラブの快勝に終わった。
奈良クラブの攻撃に対してマルヤス岡崎は、システムのミスマッチに対して前線からのハイプレスで時間を奪う以外にどうして守ろうとしているのかがよくわからないままで、試合の途中からはマルヤス岡崎がプレスに行けば行くほどSBの選手がミスマッチに苦しむという状況になってしまっていた。
この記事を書いたライター: 中山 亮
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