フランクフルト乾はやはりスペイン移籍?

配信日:2015/08/24 09:00 Written by 中山 亮
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フランクフルト乾はやはりスペイン移籍?
BREMEN, GERMANY - MAY 02: Theodor Gebre Selassie (L) of Bremen and Takashi Inui (R) of Frankfurt compete for the ball during the First Bundesliga match between SV Werder Bremen and Eintracht Frankfurt at Weserstadion on May 2, 2015 in Bremen, Germany. (Photo by Oliver Hardt/Bongarts/Getty Images)
フランクフルトに所属する乾貴士がスペインに移籍する可能性が高くなったと現地紙が報じています。
乾にスペイン移籍の噂が報じたのは8月18日付けの地元紙『Frankfurter Rundschau』。開幕戦にスタメン出場したものの前半のみで交代した乾についてその時点では具体的なチーム名は出ていなかったものの、乾にスペイン移籍の可能性があり、乾の後釜にドルトムントのグロスクロイツの獲得を狙っているのではないかという報道でした。
しかしクラブはその報道を否定、この報道はそのまま噂で終わるかと思われましたが、22日の2節アウクスブルク戦でベンチ外となり、その後フランクフルトのフェー監督が「確かにスペインからオファーがある。来週分かるだろう」とコメントを出し、クラブ名は明かさなかったものの一旦は落ち着きかけた移籍の噂が再び大きく動き出しました。

最初に移籍の噂をだした地元紙『Frankfurter Rundschau』によるとその移籍先はスペイン1部のSDエイバル。スペイン紙でも来週早々に乾がSDエイバルに来るとの報道が出ている様です。

この報道で、まずフランクフルトのアルミン・フェー監督について。
06/07シーズンにシュトゥットガルトの監督としてカカウやヒルデブラントの活躍でシャルケとのデットヒートを制しブンデスリーガ優勝監督となったフェー監督ですが、その後シュトゥットガルト、ヴォルフスブルク、ハンブルガーSVで3年連続途中解任となるなど、もはや終わった監督とされていました。しかし11/12シーズンに2部に降格したフランクフルトの監督に就任すると2位でシーズンを終えフランクフルトは1年で1部に復帰します。
そしてフェーがフランクフルトの監督に就任したのと同じ11/12シーズンに乾貴士はセレッソ大阪から同じく2部のボーフムに移籍、シーズン途中からチームの中心選手となり活躍していました。当然フランクフルトとも対戦しています。
対戦相手としてのプレーを見ていたフェー監督は1部で戦う切り札として乾貴士を獲得。
そして昇格した12/13シーズンは乾やマイヤーの活躍により、昇格チームながら6位でシーズンを終えELの出場権を得るなど大躍進のシーズンとなります。フェー監督も再び監督としての第一線に戻ってくることができたシーズンでした。
しかし翌年13/14シーズンは再び低迷。
ショートパス主体の攻撃的サッカーを掲げるものの、やっている事は結局選手任せで戦術がないと言われ続けたヴォルフスブルク時代やハンブルガーSV時代と同じく、対策されると何も出来ないという状態に陥りました。その時にやり玉に上がったのが外国人選手である乾貴士。確かに前年に効果的だった左サイドからのカットインが相手に読まれてしまいボールを失う事が多く満足するプレーができていませんでしたが、それ以上にフランクフルトにはチームとしての戦い方に問題があり、乾に代わってポジションを掴んでいたバルネッタも満足できるようなプレーはできていませんでした。
記憶に残っているかもしれませんが、「やる気が無い」「未だにドイツ語を喋れない」と言われ一部ではセカンドチームに回されるのではないかという報道もでたぐらいのシーズンでした。
しかしこの13/14シーズンでフェー監督は退任。長谷部もフランクフルトに移籍していたこともあってで14/15シーズンも乾はフランクフルトでプレー、再びプレー機会を増やしていきました。
こういった経過があることからフェー監督が再び戻ってきた今シーズンに就任した時にわざわざ「乾は価値のある選手だ」というコメントを出す事になったのです。
またそういった経過からシーズン開幕前から乾は移籍するのではないかという噂はありました。

そして今回乾の移籍先として名前が出ているSDエイバル。このチームは奇跡のクラブと呼ばれています。
バスク地方の盆地にある人口27,000人小さな工業都市エイバルにあるクラブは昨シーズンクラブ史上初めて1部に昇格しました。
このチームは1部にいることが信じられないぐらいのとにかく小さなチームです。
ホームスタジアムであるエスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーアの収容人数はわずか5250人。13/14シーズンの年間予算はわずか390万ユーロ(約5億円)。J1のクラブはもちろんJ2のほとんどのクラブよりも小さい予算。当然13/14シーズンに所属していた2部でも最も小さい予算のチームでした。そしてこのシーズン資本金が40万ユーロしかありませんでした。
スペインの法律で1部・2部のクラブは210万ユーロ以上の資本金を持たないといけないというルールがあり基準を満たしていなかったエイバルは、1口50ユーロの新規株式を発行し、そのPR活動にレアル・ソシエダでトップチームに昇格直後レンタルで加入した経験のあるシャビ・アロンソや同じバスク出身のイジャラメンディが協力、また同じくレンタルで所属経験のあるダビド・シルバも協力することで何とかその基準をクリアし、1部に昇格を果たしました。
昇格の要因となったのは前監督のガイスカ・ガリターノ。彼が2部最少失点のチームを作り上げチームをまとめあげました。
昨シーズンは18位に終わり、スペインリーグでは18位から20位の3チームが降格となるレギュレーションとなるために降格となる順位に終わり、奇跡のクラブの奇跡のシーズンは降格に終わってしまうかと思われましたが、13位のエルチェが給与の未払いや税金の未払いなどリーガ1部クラブの条件を金銭面で満たしていない事で降格処分をうけ、エイバルは15/16シーズンも引き続き1部リーグで戦う事が決まりました。

乾はこの奇跡のクラブに移籍するのかどうか。スペインリーグではなかなか日本人選手が活躍することができていませんが、以前よりスペインでのプレーに興味を示していた乾の動向に注目です。
この記事を書いたライター: 中山 亮 このライターの他の記事を見る

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