【歴史に残る試合】リアソールの奇跡、又はデポるの語源になった大逆転劇

配信日:2015/08/26 14:25 Written by 西浦昇
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【歴史に残る試合】リアソールの奇跡、又はデポるの語源になった大逆転劇
LA CORUNA, SPAIN - APRIL 7: Milan keeper Nelson Dida looks dejected as Deportivo score their second goal during the UEFA Champions League match between Deportivo La Coruna and AC Milan at the Estadio Municipal de Riazor on April 7, 2004 in La Coruna. (Photo by Jamie McDonald/Getty Images)
スペインリーグで今期昇格してきたチームにカナリア諸島のラス・パルマスがある。
そのベンチには、かつてスーペルデポルの司令塔として活躍したファン・カルロス・バレロンの名前がある。
40歳という年齢ではあるが、なんと現役選手として。

その彼が全盛期にプレイしていたガリシア地方の雄デポルティボ・ラ・コルーニャがスーペルデポルと呼ばれ、ヨーロッパに一躍名を馳せた”リアソールの奇跡”と呼ばれた試合を紹介しよう。

2003-2004シーズンのチャンピオンズリーグのベスト8でのデポルティボvsACミランとの試合だ。
(※ミラニスタにとっては、悲劇である。翌年のチャンピオンズリーグ決勝のイスタンブールの悲劇の方がショックが大きいと思われるが、話題にする時は気をつけよう。)

まず、ミランで行われた1stレグだが前半11分、セットプレイからウルグアイ代表FWパンディアーニのゴールでアウェイのデポルティボが先制する。
しかし、前半終了間際にカカのゴールで追いつかれると、後半立ち上がりに、カカ、シェフチェンコ、ピルロに立て続けにゴールを許し、1stレグをなんと4-1という大敗で落としてしまう。

ホームでデポルティボが勝ち上がるのに必要なスコアは最低でも3-0、当時のミランにはカカ、シェフチェンコ、ピルロ、ネスタとスター選手が数多く在籍し、チャンピオンズリーグの優勝候補だった。

そんなチームが相手では、誰しもがミランのベスト4進出を確信していた状況であった。
しかし、スペインのガリシアの選手達は諦めていなかった。

迎えたホーム、リアソールスタジアムでの2ndレグ、前半5分パンディアーニのゴールで先制しトータルスコア2点差とすると、高いDFラインでミランを押し込んでいく。
高いラインの裏をミラン攻撃陣に切り裂かれる場面も何度かあったが、大差での勝利のみを目指すデポルティボは意に介さず、ミランを押し込み、圧倒していく。

すると前半35分に左サイドからのクロスをバレロンがヘディングで叩き込み、ミランの3点あったリードはとうとう1点に!
スタジアムの雰囲気も一気に押せ押せムードに変わる。

そして、前半44分にネスタをドリブルでかわし、抜け出したルケのゴールがゴールネット上に突き刺さると、異様なまでに高揚するホームのリアソール!
ミランも逆襲を試みるが、一度離れた試合の流れを戻す事はできず、デポルティボがトドメの一撃で突き放す。
後半31分に右サイドからのクロスが流れ、左サイドのフランの元へ、胸トラップでDFをかわすと、強烈な左足のシュートで突き放した。ブラジル代表GKジダも反応できない強烈なシュートだった。

そして、そのまま試合は終了、誰もが予想しえなかったミランの完敗。

世界中のサッカーファンを驚かせたデポルティボの奇跡の大逆転劇だった。
その後、準決勝で優勝するモウリーニョのポルトに敗れたが、この試合でスーペルデポルの名前は世界中のサッカーファンに知られる事になる。

この試合を機に、一部のサッカーファンでは、2ndレグで大逆転する事を”デポる”と呼ぶようになったが、デポルティボ・ラ・コルーニャの近年の低迷によりあまり使われていないようである。

度重なる怪我と年齢により、往年の輝きを見る事はできないかもしれないが、スーペルデポルの司令塔としてプレイしたバレロンの最後の煌きが一瞬でも見られれば嬉しい。

出展元:https://youtu.be/KPGzaS9lvUA...

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