格下相手の1分1敗でクロアチア代表監督解任!
配信日:2015/09/10 09:50
Written by
西浦昇

RECIFE, BRAZIL - JUNE 23: Head coach Niko Kovac of Croatia reacts after the 2014 FIFA World Cup Brazil Group A match between Croatia and Mexico at Arena Pernambuco on June 23, 2014 in Recife, Brazil. (Photo by Alex Livesey - FIFA/FIFA via Getty Images)
2015年9月9日クロアチアサッカー協会はクロアチア代表監督ニコ・コヴァチとの契約を打ち切ると発表した。
先日のユーロ2016の欧州予選で、格下のアザルバイジャンとアウェイで引き分け、続くオスロでノルウェーに破れた為、グループHではノルウェーに逆転されプレイオフ圏内の3位に転落した結果を受けての解任である。
クロアチアサッカー協会会長で、元ワールドカップ得点王でもあるダヴォル・スーケル氏は、同協会のWebサイトで「誰もバクー(アゼルバイジャンの首都)とオスロの前には想像していなかっただろう。この結果は、クロアチアがEURO2016に到達するためにはきわめて重大だ。我々はこの危機を乗り越え、フランスでの国際大会をもう一度見たい。監督は成功を保証するものではないが、我々は正しい人を見つけ、残り2試合に勝利する。ニコ・コヴァチは紳士としてこの決定を受け入れてくれた。」とコメントしている。
ニコ・コヴァチは2013年10月にイゴール・シュティマッツの後を受けて就任すると、2014年ブラジルワールドカップのプレイオフでアイスランドを下しブラジル行きを決めた。
ブラジルではグループリーグで大会を去ったが、開幕戦でホスト国のブラジルを苦しめた事は記憶に新しい。
日本では西村主審のジャッジが物議を醸した事から覚えている方も多いと思う。
クロアチアは、ホームでのブルガリア戦、アウェイでのマルタ戦を残している。
一方のノルウェーは、アウェイでのイタリア戦を残しており、その結果次第ではあるが、クロアチアにも2位のチャンスはある状況だ。
また、3位でもプレイオフに進める事から、今回のサッカー協会の決定は驚きである。
ニコ・コヴァチ監督の元でクロアチアは19試合を戦い、10勝5分4敗の成績であった。
今回の予選でも、一時はイタリアを押さえて首位に立っていただけに、この2試合(アゼルバイジャン、ノルウェー)の不振は予想外であった。
筆者としては、この時期の解任はスーケル会長の独断専行による可能性が高いのではないかと思う。
新しい監督探しは、会長のスーケル氏とテクニカルディレクターのロメオ・ヨザク氏が9月21日までに探す見込みである。
モドリッチ、ラキティッチ、マンジュキッチ等、魅力的なタレントを揃えるクロアチアではあるが、両サイドバックは世代交代に苦しんでおり、楽な仕事ではない。
後任の代表監督は誰になるのであろうか?
個人的には、2006年~2012年の間、代表のアシスタントコーチを務めていたアリョーシャ・アサノビッチか、現アゼルバイジャン代表監督のロベルト・プロシネチキあたりではないかと予想している。
おそらくスーケル氏の知己を活かした監督人事になると思われる。
先日のユーロ2016の欧州予選で、格下のアザルバイジャンとアウェイで引き分け、続くオスロでノルウェーに破れた為、グループHではノルウェーに逆転されプレイオフ圏内の3位に転落した結果を受けての解任である。
クロアチアサッカー協会会長で、元ワールドカップ得点王でもあるダヴォル・スーケル氏は、同協会のWebサイトで「誰もバクー(アゼルバイジャンの首都)とオスロの前には想像していなかっただろう。この結果は、クロアチアがEURO2016に到達するためにはきわめて重大だ。我々はこの危機を乗り越え、フランスでの国際大会をもう一度見たい。監督は成功を保証するものではないが、我々は正しい人を見つけ、残り2試合に勝利する。ニコ・コヴァチは紳士としてこの決定を受け入れてくれた。」とコメントしている。
ニコ・コヴァチは2013年10月にイゴール・シュティマッツの後を受けて就任すると、2014年ブラジルワールドカップのプレイオフでアイスランドを下しブラジル行きを決めた。
ブラジルではグループリーグで大会を去ったが、開幕戦でホスト国のブラジルを苦しめた事は記憶に新しい。
日本では西村主審のジャッジが物議を醸した事から覚えている方も多いと思う。
クロアチアは、ホームでのブルガリア戦、アウェイでのマルタ戦を残している。
一方のノルウェーは、アウェイでのイタリア戦を残しており、その結果次第ではあるが、クロアチアにも2位のチャンスはある状況だ。
また、3位でもプレイオフに進める事から、今回のサッカー協会の決定は驚きである。
ニコ・コヴァチ監督の元でクロアチアは19試合を戦い、10勝5分4敗の成績であった。
今回の予選でも、一時はイタリアを押さえて首位に立っていただけに、この2試合(アゼルバイジャン、ノルウェー)の不振は予想外であった。
筆者としては、この時期の解任はスーケル会長の独断専行による可能性が高いのではないかと思う。
新しい監督探しは、会長のスーケル氏とテクニカルディレクターのロメオ・ヨザク氏が9月21日までに探す見込みである。
モドリッチ、ラキティッチ、マンジュキッチ等、魅力的なタレントを揃えるクロアチアではあるが、両サイドバックは世代交代に苦しんでおり、楽な仕事ではない。
後任の代表監督は誰になるのであろうか?
個人的には、2006年~2012年の間、代表のアシスタントコーチを務めていたアリョーシャ・アサノビッチか、現アゼルバイジャン代表監督のロベルト・プロシネチキあたりではないかと予想している。
おそらくスーケル氏の知己を活かした監督人事になると思われる。
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【追記】サッカー協会の資金がそれほど潤沢ではないので、無所属の有名監督(クロップやアンチェロッティ、カペッロ)が就任する可能性は低いとみてます。
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