山口蛍、キム・ジンヒョンが代表から戻ってきたC大阪は丸橋を左SBに戻し、山口蛍、長谷川、扇原で中盤を組む4-3-3。
一方の徳島は直近3試合で先発していた佐藤晃大がベンチ外、ワントップに長谷川悠が入り右サイドには大崎淳也が入る4-1-4-1。
序盤からボールを持つセレッソはFWが降りる形やインサイドハーフの飛び出しで徳島のアンカー木村の横のスペースを狙う。セレッソの先制点はその木村の横のスペースからで、山口からの縦パスを受けた長谷川がトラップでエステバンと入れ替わると、ぽっかり空いた木村の横のスペースから豪快なミドルシュートを決めました。
木村の横のスペースを嫌がった徳島はエステバンをボランチに下げ、濱田がトップ下に入る4-2-3-1に変更。そこからはお互い攻め手がない状態が続きましたが、セレッソは楠神に代えて関口を投入して前線の運動量を増やし、玉田に代えて田代を投入し前線の起点を作り攻めこむも、シュートの場面に人がいないという状況に。
一方の徳島も廣瀬、キム・ジョンミン、佐々木一輝と投入し2トップにしますが、セレッソが投入した田代はほぼすべてのハイボールに競り勝ち、ボールを収めて起点になりましたが、一方徳島のキム・ジョンミンはほぼ全てのハイボールに競り負け、ボールが収まらない。
またクロスに対しては、徳島にサイドのペナルティエリア付近までボールを運ばれると、セレッソは山口を最終ラインに落として人数をかけてきた事で、大外でフリーにさせてしまう事もなく、そのまま試合終了。
セレッソはフォルランの退団セレモニーを勝利で花を添えることができましたが、一方の徳島はこれで11試合勝利なし、順位もJ2J3入れ替え戦の対象となる21位にまで下げる事となりました。