ボールを持つC大阪とカウンターを狙う栃木という構図。とはいえ、栃木はボールを奪ってから少ない人数で攻めるというのではなく、ボールをつないで攻撃に人数をかけようとする。
序盤はC大阪が安易に栃木ブロックにボールを入れてしまうので、そこで栃木がボールを奪い攻めこむ場面も作るが、前半の中盤以降はサイドチェンジを使いながら栃木の守備ブロックを広げ押し込んでいき、前半終了間際には左SBの丸橋からのサイドチェンジで右サイド前線の玉田へ、そして玉田から再び逆サイドのパブロへと大きな展開でパブロのシュートはクロスバーに当たりゴールはならないものの決定的なチャンスを作る。
後半立ち上がりは栃木が攻勢をかけようとするものの、徐々に再びC大阪がサイドチェンジを使って栃木を押しこむようになり、玉田のFKから中央で栃木のゾーンディフェンスの間をかいくぐったパブロが頭であわせてC大阪が先制。
失点をした栃木は再度攻勢をかけようとするも、左サイドを突破した丸橋からの折り返しを山口がスルー、フリーで受けたパブロが落ち着いて決めてC大阪が追加点。さらにカウンターから玉田が自身Jリーグ100ゴールとなる3点目を決めて0-3。
終盤には一矢報いようと三度栃木が攻めこむもののC大阪は落ち着いて跳ね返して試合終了。
この勝利でC大阪は6月無敗となり、翌日に札幌の試合を残す6/28時点の暫定順位ながら4位にまで順位を上げた。