シーズン折り返しの21節。ホームC大阪は2日前に移籍が発表され今節がラストマッチとなる長谷川アーリアジャスールは今後のシーズンを見込んでベンチスタート。なので今シーズン初めてキックオフ時点から4-4-2のシステムを採用。そしてアウェイ大分も監督交代後は4-4-2の布陣を敷いている。という事でマッチアップの噛みあうミラーゲームとなっていました。

立ち上がりにこのミラーゲームの状態を活かすことができたのは大分。今節から正式に監督に就任となった柳田伸明氏が代行監督として指揮した17節以降、前から人を捕まえる守備で戦っているのですが、それがミスマッチが無い噛み合った状態という事で誰が誰を捕まえるのかがハッキリし守備の布陣がコンパクトな状態を維持することに成功。大分の守備が機能します。
しかし攻撃は得点力不足に苦しんでいるチームを象徴する様に、とにかく縦にボールを出すものの相手ディフェンスを崩す為の方法論もアイデアも見られない。
という事で両チーム攻めあぐねるという停滞した展開に。
時間の経過とともに徐々に個々の能力で勝るC大阪が大分ゴール前に迫る場面が増えるも、4-4-2は実質初めてという事もあってかゴールは遠いまま。
終盤にC大阪は長谷川と吉野を投入しいつもの中盤3枚、4-3-1-2の形にして押し込むものの90分に酒本が2枚めのイエローカードを受けて退場となりそのまま試合終了となった。