Jリーグプレシーズンマッチとして行われる、ボルシア・ドルトムント アジアツアー2015。
7日、等々力陸上競技場にて川崎フロンターレとの親善試合が行われ、6-0でボルシア・ドルトムントが勝利した。
スターティングメンバーには2人の日本人、香川真司と丸岡満が名を連ね、香川は2ゴール、丸岡も1ゴールを挙げるなど大活躍だった。

等々力競技場には、ドルトムントのレプリカを身にまとった多くの日本人サポーターが詰め掛けた。
その声援に応えるように前半5分、はやくもドルトムントが先制。右サイドからのピシュチェクの低いクロスに、香川が頭で合わせゴール。今季から再び23番を背負う香川が、いきなり結果を出した。

36分にはまたしても香川のゴールが生まれる。左サイドでの混戦から、ボールを奪ったドルトムントのロイスがドリブルで内側に切り込み、香川へグラウンダーのラストパス。香川がこれを右足インサイドでのボレーでゴール右隅へ叩き込んだ。

親善試合ということもあり、ドルトムントは丸岡以外の10人全員を入れ替えて後半に臨む。香川もベンチに退く。
後半も攻撃の手を緩めないドルトムント。オーバメヤンのボレーなどで2点を追加し、4-0となる。

そして、丸岡にもゴールが生まれる。
エンドラインのフィードから、オーバメヤンがチェックを受けながらも足裏パスでムヒタリアンにつなぐ。
ムヒタリアンはワンタッチで浮き球スルーパス。これに抜け出した丸岡がキーパーと1対1の状況になり、流し込んで5-0。丸岡が日本のファンにきっちりとアピールした。

この後スタンコビッチのゴールもあり、6-0という大差で試合終了。
個々の球際の強さ、プレーの正確さは歴然。ドルトムントが、世界に名だたるクラブであることを示した一戦だった。