19日に松本平広域公園総合球技場で行われた松本山雅FCと鹿島アントラーズの一戦は、2-0でホームの松本山雅FCが勝利した。

　どうしても勝利がほしい松本は始めから飛ばしにかかる。1分に田中からのクロスを喜山がヘディングシュートしたのを皮切りに松本がスタートダッシュに成功すると、早速ゴールが生まれる。17分に相手のバックパスをカットした工藤がそのままゴール前まで独走、最後は落ち着いて右足を振りきり松本が先制点をもぎ取る。そしてさらに松本の時間が続く、28分に敵陣深くから岩上がクロスを供給すると中で待っていた飯田が気持ちの入ったヘディングシュート、これがゴール右に決まり松本が2-0とリードを広げ前半を折り返す。

　後半に入って反撃に出たい鹿島は54分、小笠原からのスルーパスに土居がダイレクトで合わせるが枠を捕えられない。このような場面をたくさん作りたかった鹿島だったが、この試合で気持ちの強いほうは松本だった。61分にロングスローからの喜山のヘディングがクロスバーに当たると、87分には右CKから流れてきたボールをファーで待っていた喜山がまたも強烈なシュート。これはポストに阻まれるが鹿島に付け入る隙を与えないままゲームを支配し試合終了。鹿島はなす術がないまま0-2と完敗を喫した。