19日に味の素スタジアムで行われたFC東京とモンテディオ山形の一戦は、両チームとも得点を奪えず0-0の引き分けとなった。

　前半いい入り方をしたのはアウェーの山形だった。開始早々にいい位置でFKのチャンスを得ると、これを宮阪がポスト直撃の惜しいシュートを放ちリズムを掴む。その後も、1stステージを含めた今シーズンのゴールのほとんどがセットプレーでの得点である山形は、CKやFKでゴールを狙うもなかなか枠に飛ばなず、得点を奪えない。ホームの東京も反撃に出たかったが、アクシデントが起こる。35分に梶山、45分に太田が続けて足を負傷、交代を余儀なくされる。これにより東京は流れをつかめないまま前半が終了する。

　後半に入り先に仕掛けたのは意外にもホームの東京。2本のCKからつづけてヘディングシュートでゴールを脅かすと、57分に新加入のサンダサを投入し最後の交代カードを使って勝負に出る。これで東京に流れが傾いたがまたも不運が訪れる。山形のFKをクリアしようとしたGK権田とMF高橋が味方同士で接触、高橋がなかなか起き上がれず会場は一時騒然となった。その後も山形側にも負傷者が出てしまいゲームが止まる時間が続き、さらに30℃を超える暑さから両チームとも動きが鈍りゴールを奪えず。ゲームはこのまま終了しスコアレスのドロー、東京にとっては今後に大きな影響を出した一戦となった。