現在、プレシーズンマッチとして行われているインターナショナル・チャンピオンズシップ。
ACミランとインテルとの「ミラノ・ダービー」が中国・深圳で行われ、1-0でミランが勝利した。

ミランのMF本田圭佑は前半のみの出場、インテルのDF長友佑都は試合開始から後半途中まで出場した。

テストマッチという意味合いもあり、両チームスタメンには本田・長友の他、若手の名前が連なった。

前半から、ミランが左サイドを軸とした展開で攻めあがる。13分にはニアンのボールを受けた本田が、ワンタッチでニアンに折り返す。絶妙のワンツーパスによりキーパーと1対1の形を作ったが、惜しくも止められてしまう。
38分には縦のスルーパスに対して、マトリがキレイに抜け出し絶好機を作る。しかし、ニアンへの折り返しのパスはDFにクリアされてしまう。
このプレー、インテルはエンドラインに3人のDFが並んでいた。にも関わらず、致命的なスルーパスを許してしまった形になる。DF間の連動性をチェックすべきだろう。

そのまま前半終了。本田は左サイドで決定的なワンツーに絡んだ以外にも、縦への速いパスや精度の高いクロスを供給するなど存在感をアピール。
一方の長友は、チームとして押し込まれていたこともあり、なかなか見せ場を作ることができなかった。

後半に入り、ミランはメンバーを大幅に入れ替えて望む。本田もここで交替となった。

後半4分には長友がペナルティエリア外からミドルシュートを放つも、キーパーに抑えられる。

ACミランのスコアリングプレーは後半17分。左サイドからのクロスを、メクセスが右足でのジャンピングボレーでゴール左に突き刺した。
本職のFW顔負けのスーパーゴールだ。決めたメクセスもおどけた仕草を見せる。

その後、インテルはイカルディやエルナネスなどを投入するもゴールを奪うことはできず。1-0でミランの勝利となった。

ミラン攻撃陣の仕上がりが目立つ試合となった。前半では本田のパスワーク、後半では途中出場のバッカがスピード溢れる突破を見せ付けた。