磐田は伊野波の出場停止でCBには森下が入り、2列目にアダイウトンが復帰。一方のC大阪は出場停止明けのパブロが復帰し、前節キム・ジンヒョンが鎖骨骨折で離脱したためGKには丹野入る。
立ち上がりから今シーズンの特徴である同サイドに人数をかけて縦に運んでクロスを上げる形で攻め込もうとする磐田に対して、開始7分に中盤でジェイにボールが入った所を染谷と橋本でボールを奪い、同サイドで上がったSBの裏を使うショートカウンターから田代が決めてC大阪が先制します。
失点をした磐田はジェイとアダイウトンという個の力前面に出してやはり同サイドで縦に運んでクロスという形で前に圧力をかけるも、C大阪が橋本を中心に磐田に自由にさせず、ゴール前中央では山下と染谷のCBが身体を張って防ぎ、またボールを奪えば巧みにスペースを使いながら攻めこんで行く。
前半シュート数では磐田が13本、C大阪が4本と3倍以上の差はありましたが、試合内容としてやりたいことができているのはC大阪の方だったでしょうか。
後半、磐田には結局同サイドからのクロスしか形は無いものの、ジェイという圧倒的な個の力をより前面に出してC大阪を押しこみますが、C大阪は交代枠を使いながら最後まで集中力を切らすこと無く戦いそのまま試合終了。C大阪が逃げ切りに成功しました。