29日に行われたFC東京とベガルタ仙台の一戦は、ホームの東京が3-1で勝利した。

ケガの影響で前節の試合を欠場していた東京の太田が復帰したこの試合は、早々に動き出す。9分に右サイド深くで得たFKを東京の太田が中に蹴り込むとゴールに向かっていくこのボールを森重が少しだけ軌道をずらす。そしてこのボールがゴールに吸い込まれ、東京が幸先よく先制点を挙げる。その後も元気のない仙台に対して東京が追加点を狙いに行く。23分、野澤が高い位置でボールを奪うとフリーの状態で前田にラストパス。ボールをもらった前田が粘りながら抜け出すと最後はGKの逆を突くシュートを決め、2-0と東京が差を広げる。そしてさらに前田がノってくる。34分に仙台DFのクリアしようとしたボールが前田に当たると、ボールはゴール前へ。これにいち早く反応した前田が、追ってきたDFもかわし最後は冷静にループシュートを決め3-0と前半のうちに試合を決定的なものにしゲームを折り返す。

後半は仙台が反撃に出る。キックオフ直後から東京ゴールを脅かすと、68分にPA手前でボールをもらった金久保が強烈なミドルシュート。これが決まり1点を取り返す。しかしその後はゴールを奪えず反撃もここまで。最終スコア3-1で東京が仙台に難なく勝利した。