現在、中国など3会場で行われているインターナショナル・チャンピオンズカップ。
中国で行われたレアル・マドリードとACミランの一戦は90分で決着がつかず、PK戦でレアル・マドリードが勝利した。ACミランの本田圭佑は後半戦開始から2列目でプレーした。

開始早々攻勢を見せるミラン。3分にはアントネッリがドリブル突破からの惜しいシュートを放つなど、積極的にゴールを狙う。
39分には20歳のニアン（元フランスU代表）が、切れ味鋭いドリブル突破でDFをかわしてシュートを放つシーンもあった。ニアンはペナルティエリアの外からでも、シュートコースが空いていれば積極的にミドルを放つなど、ゴールへのどん欲さを見せた。

後半に入り、両チームメンバーを大幅に入れ替えて臨む。ミランは本田がトップ下のポジションへ。

ここまで押し込まれていたレアルだが、後半に入り反撃開始。6分にはヘセが右サイドの突破を見せる。ゴールラインぎりぎりの深い位置からラストパスを供給するが、トニ・クロースのシュートはGKに阻まれる。11分には左サイドからのクロスにクリスティアーノ・ロナウドがヘッドで合わせるが、これもGKが辛くもはじき出す。

16分には本田がミランのチャンスを演出。アドリアーノへ精度の高いロングフィードを送る。落としたボールにバッカがダイレクトでシュートを狙うが、惜しくも枠を外れる。

両チーム見せ場は作るも得点を奪えず、勝負はPK戦へ。
PK戦はミラン3人目のバッカ、レアル4人目のクロースが止められてしまうが、それ以外は全員が成功し続け、ついには11人目、GKにまで順番が回ってきてしまう。
ミランのGKは、後半から出場しているドンナルンマ。弱冠16歳だ。U-17イタリア代表で、今年2月にトップチームに登録されたばかり。まだ10代ながら、190cmを超える長身が売りだ。
さすがに荷が重かったか、正面を突いたPKはレアルGKカシージャに止められてしまう。PKスコア10-9でレアル・マドリードの勝利となった。

これでレアル・マドリードは中国ラウンドの優勝を決めた。