C大阪は出場停止明けの丸橋が復帰、代表帰りの山口と脳震盪による経過観察から復帰した扇原のダブルボランチにエジミウソンと玉田の2トップとなる4-4-2。
岐阜は手応えを感じた前節後半の形がベースとなるボランチにヘニキと強化指定選手の青木が入り2列目には砂川・風間・高地、1トップに難波が入る4-2-3-1。
立ち上がりから岐阜は積極的にプレッシャーをかけてくる戦い方を選択。しかし少しアフター気味のラフなコンタクトや手を使ったプレーも多く、前半10分に野垣内がペナルティエリア内で酒本に手をかけて与えたPKを玉田が落ち着いて決めてC大阪が先制します。
早い時間にC大阪がゴールを決めた事で一方的な展開になるかと思われましたが、そこから岐阜のミスで得たビッグチャンスをC大阪が決めきれず、さらにそこからハイボールのターゲットとして機能する選手では無いエジミウソンに向けてC大阪の最終ラインはロングボールを蹴りまくるというチグハグな戦い方を繰り返します。
岐阜の最終ラインには渡邉というハイボールの競り合いに強い選手がいるのでそのハイボールはほぼ全て跳ね返され続け、さらにエジミウソンにハイボールを入れるということは玉田の頭上をボールが行き来するというチームのストロングポイントが全く活きないという戦い方。
しかし岐阜もセレッソの守備を攻略することが出来ません。
後半に岐阜は新加入のジウシーニョと怪我明けのレオミネイロというアタッカーを投入するも効果的な攻撃の形をつくる事が出来ず、C大阪がそのまま逃げ切り勝利となりました。