８月２３日に行われたJ２リーグ第３０節で、愛媛FCは東京ヴェルディを１−０でやぶり、クラブ史上初の５連勝を決めた。

　前半立ち上がりはお互いに良い攻撃が作れない。先にチャンスを作ったのはヴェルディ。前半９分、ヴェルディはパスワークからゴール前まで攻めると、少し遠い位置からシュートを放つがゴール右に外れる。反対に１２分、愛媛は左サイドからクロスを中央に入れると、玉林がシュート。しかし、GKがファインセーブをみせてシュートは決まらない。４１分、ヴェルディは右サイドから中央へ向けてクロスを入れると、高木大輔が飛び込んでシュートを放つが、これもゴール左に外れて決めることができない。ヴェルディのペースで進んだ前半は、愛媛の堅い守備もありノーゴールで前半を折り返す。

　後半開始の５３分、愛媛は内田が左サイドからクロスを入れると中央の河原がヘディングシュート。このシュートはゴールポストに弾かれるが、こぼれ球に西田がつめて愛媛が先制に成功する。５８分にも愛媛は小島がチャンスを作るが、これは追加点とはならない。逆に７７分、ヴェルディは左サイドから大きくサイドチェンジのパスを通すと、そのボールに合わせてシュートを放つ。これは愛媛のGKが片手一本でファインセーブをみせ失点を免れる。その後もヴェルディの猛攻が続いたが同点に追いつくことはできず、愛媛の勝利で試合を終えた。