12日にグディソンパークで行われたエヴァートンとチェルシーの一戦は、ホームのエヴァートンが3-1で勝利した。チェルシーは開幕5試合で早くも3敗目を喫した。

不振が続くチェルシーは守護神のクルトゥワも長期離脱を強いられさらに混迷が深まる。この試合はミケルを先発起用し守備的布陣で臨んだ。しかし、試合はホームのエヴァートンが先制する。17分、ペシッチの負傷により開始数分で途中交代したネイスミスが中央でボールをもらい左サイドに送るとギャロウェイの折り返しに再びネイスミスが頭で合わせ、急遽行った交代が功を奏す。最高のゲームの入り方をしたネイスミスは22分、素早い攻撃でチェルシー守備陣の隙間を作るとバークリーからボールをもらいPA手前からミドルシュート。これが右隅に決まりエヴァートンが2-0と点差を広げる。反撃に出たいチェルシーは36分にバイタルエリア付近でミケルからのボールをもらったマティッチが左足の強烈なミドルシュートを放つ。このミドルがゴール左上に突き刺さり2-1と一点差に詰め寄り前半を折り返す。

後半に入り同点に追い付きたいチェルシーだったが、依然として攻撃のテンポが悪く手間取っていると元チェルシーのルカクが独力でゴールを脅かし、チェルシーもそれを防ぐのに精いっぱいとなる。攻撃的な選手を増やし何とかして点を取りたいチェルシーであったが、この試合の主役はエヴァートンのネイスミスだった。82分、バークリーのスルーパスに絶妙のタイミングで抜け出したネイスミスがチェルシーGKベコビッチの股を抜く見事なシュートで勝負あり。エヴァートンがネイスミスのハットトリックの大活躍で3-1とチェルシーを下した。