12日にユヴェントススタジアムで行われたユヴェントスとキエーヴォの一戦は終盤にユヴェントスが同点に追い付き、1-1のドローとなった。

史上初の開幕からの連敗を喫し、何としても巻き返しを図りたいと躍起になっていたユヴェントスだったが、現在リーグ戦1位のキエーヴォに先手を打たれれしまう。開始わずか5分、キエーヴォが左サイドから攻めたてゴール前に送ると、一旦は跳ね返すがこぼれたところにヘテマイがPA手前で鋭い右足のミドルシュートを放ちゴールネットに突き刺さり、1-0といきなりユヴェントスが先制を許してしまう。開始早々に追う立場となってしまった王者ユヴェントスは10分に新加入のエルナレス、13分にペレイラが立て続けにチャンスを迎えたがGKの好守などもあり得点するまでには至らない。前半はそのまま1-0で後半に折り返す。

流れを変えたいユヴェントスは後半開始から新背番号10番のポグバを投入しゴールを狙う。しかし、今の状況のユヴェントスを表すかのように悪い流れを跳ね返せず逆にキエーヴォにあわや追加点を許してしまうような危ない場面が続き、1点が遠のいてく。まさかの3連敗という結果がスタジアムのサポーターの頭をよぎり始めた82分、ユヴェントスに最大のチャンスが訪れる。途中交代で入った新加入のクアドラードがドリブルでPA内に侵入、これを止めようとしたキエーヴォDFチェサルが足をかけて倒してしまいPKの判定。微妙な場面だったがキエーヴォの猛抗議も判定は覆らず、ユヴェントスはこのPKのチャンスをこの日あまりいいところがなかった新加入のディバラに託す。スタジアムが緊張に包まれたこの場面に、ディバラは確実にゴールに流し込み1-1とようやく同点に追い付く。逆転を狙うユヴェントスだったが残り時間はあまりにも短く試合はそのまま試合終了。ユヴェントスが辛くもドローに終わり開幕3連敗を何とか避けた。