千葉には４連勝中と相性の良い北九州と５試合無敗継続中の千葉の一戦。
千葉は前節に続き、右サイドバックに大岩を起用し、富澤を最終ラインに、中盤をパウリーニョと佐藤健太郎のコンビにすると、7月8日の金沢戦以来になる水野のスタメン等、大幅に選手を入れ替えてきました。
一方の北九州は、八角に代えて加藤をスタメンで起用してきました。
前半から攻撃がちぐはぐでロングボール頼みの千葉に対し、しっかりとボールを動かせる北九州が押し込んでいきます。
しかし、最初のチャンスは千葉の森本に訪れますが、シュートは浮いてしまい決められず。
一方の北九州はボールを原と小松に合わせる攻撃の形が機能します。33分小松がドリブルで右サイドを突破して折り返して決定的なチャンスになりますが、井上のシュートはクロスバーに弾かれます。
すると前半39分左サイドでボールを受けたペチュニクから森本へパス、森本はトラップせず、反転しながらダイレクトでシュートすると、弱いシュートでしたが、ＧＫ安部の反応が遅れ、ゴール右隅に決まり押されていた千葉が先制します。
後半10分に思いがけない形で北九州が同点に追いつきます。自陣でボールを奪うと、右サイドの原へ。
原はＧＫ高木のポジションを確認するとロングシュート。風に乗ったボールは高木も追いつけず、ゴールネットに吸い込まれて北九州が同点に追いつきます。
その後も北九州が小松と原を基点にチャンスを作りますが、決定的なチャンスもＧＫ高木のビッグセーブで逆転できません。
そのまま終わるかと思われた後半42分、途中出場の渡がペナルティエリア手前でボールを受けると、ラインの裏に飛び出した風間へスルーパス。ＧＫとの１対１を一度は弾かれますが、こぼれ球を風間が中央の小松へつなぐと最後は小松が決めて北九州が逆転。
直後にも北九州は右サイドから崩すと、最後は小松のヒールから渡が豪快に決めて決定的な３点目。
千葉はパウリーニョに代えて安を投入しますが、時すでに遅し、千葉はプレイオフ圏内が遠のく敗戦となりました。