５月１０日に行われたJ２リーグ第１３節で、FC岐阜は愛媛FCを２−１でやぶり、３試合ぶりの勝利を手にした。これにより大分トリニータを抜き最下位を脱出した。

試合は開始直後から動いた。前半２分、FC岐阜はパスをつなぎ相手陣内まで攻め込むと、右サイドからゴール前へクロスをあげ、ゴール前にいた難波宏明がヘディングでゴールに流し込み先制に成功する。前半８分、愛媛FCは大きく左サイドへボールを送ると、DF裏に河原和寿が抜け出しシュート、これは惜しくもゴール右に外れた。前半１３分、愛媛FCは左サイドから前線へ向けてロングボールを送ると、瀬沼優司がFC岐阜の選手ともつれながらもゴール前まで持ち出しシュート、これもゴール上に外れた。

前半２０分までは愛媛FCの優勢が続いたが、次第にこう着状態に移る。しかし前半３９分、FC岐阜は愛媛FCのミスを逃さず奪い取ると、そこからカウンターを開始し左サイドから中央にいたフリーのレオミネイロにパス。冷静にゴールに流し込みFC岐阜に２点目が入った。

後半に入ると愛媛FCは反撃を開始。６８分には大きく左サイドに展開し、そこからゴール前にクロスを入れると瀬沼優司がシュート。しかし、FC岐阜のGK太田岳志がファインセーブで防ぎゴールが決まらない。それでも７５分、愛媛FCのコーナーキックから交代出場の西田剛がシュートを決めて１点差に迫った。

その後も愛媛FCの猛攻は続いたが試合終了。FC岐阜は１点差を守りきることに成功し勝利をつかみとった。５連戦ということで両チームにミスが目立ったが、どちらかと言えば愛媛FCの方が決定的な場面につながるミスが多かった。次節は一週間後、十分な休息をとってリーグ戦巻き返しといきたいところである。