Jリーグの古豪横浜F・マリノスと若手主体の湘南ベルマーレの一戦。
神奈川ダービーのためスタジアムには1万4千人の人々が訪れた。キックオフ前には両チームの大音量のチャントが鳴り響いていた。神奈川県のJリーグの盛り上がりを感じた試合だった。

試合前分析だが、前節でホーム3連勝を飾り、今ステージ6位と順位を上げたF・マリノスは調子が上向き。マリノスは湘南ベルマーレに対してJ公式戦12連勝中と非常に相性の良いチーム。この試合もマリノスの優勢は続くのか――！？

試合は、F・マリノスのキックオフでスタート。立ち上がりから優勢を続けるマリノスだが、前半は最後のシュートがなかなか決まらない。湘南は、横浜F・マリノスに主導権を握られてしまう。なんとかしたい湘南は走力で対抗。ボールホルダーに果敢にプレッシャーをかけ、カウンターを狙うが、前半はスコアレスで終わる。

後半も前半同様、マリノスの攻撃が光る。後半9分には下平のパスを受けた伊藤翔が強引に押し込んで先制点を奪う。苦手マリノスに先制点を奪われて苦境に立たされた湘南だが、悪い流れをチームの大黒柱が止める。後半 25分、永木がFKからスーパーゴールを決めて同点弾を奪取。湘南サポーターの声援が最高潮に達した瞬間だった。

1-1になってからは1点を奪おうと両チームとも攻めに転じる。互いにゴール前へと迫るシーンが増えるが、決勝点は生まれず、同点のままフォイッスルは鳴り響いた。