首位大宮とプレイオフ圏内に入りたい７位千葉の対戦です。
立ち上がりは両チームともに慎重な入り、最初にチャンスは掴んだのは大宮。
前半7分富澤のＧＫへのバックパスがずれると、ムルジャがカット。ＧＫ高木をかわしましたが、角度が無くシュートはサイドネットへ。
すぐに千葉も反撃、リスタートから左サイドバックに入った金井が抜け出してクロス。ニアで松田が合わせますが、ＧＫ塩田が弾きます。
その後も千葉はパウリーニョのミドルから得点を狙いますが、決定的なチャンスは作れず。一方の大宮は左サイドに入った泉澤とトップ下の家長のコンビネーションからゴール前に迫ります。
大宮の先制点は、その泉澤が起点になりました。前半33分、ボールを受けてゴール前にドリブルで切れ込むと、中央の横谷へパス。
横谷は、ダイアゴナルに走りこんだムルジャへスルーパスを通すと、最後はムルジャが決めて首位の大宮が先制します。
前半42分にも泉澤が左サイドを突破すると、家長に決定的なチャンス。シュートはそれましたが、効率的な攻めで大宮がチャンスを作ります。

後半5分にも大宮は、右サイドで家長がボールを回して前を向くと、泉澤とのワンツーでエリア内に侵入。シュートは高木に弾かれますが、上がってきた左サイドバックの和田が詰めて大宮が突き放します。
二点差となった千葉は左サイドバックの金井に代えて田中、ＦＷ森本に代えてオナイウを投入して、３バックにシステム変更すると、守備の負担が減った右サイドハーフの水野がクロスを供給しますが、効果的なチャンスにはつながりません。
大宮も千葉に押される時間帯が多いですが、前線のムルジャ、家長がボールを拾ってキープする事で千葉にペースを握らせません。
結局、千葉は後半43分に田中のクロスをオナイウが叩きつけて一点返しますが、そのまま試合終了。
大宮がムルジャと和田の上げた２ゴールを守りきり、千葉を退けました。
敗れた千葉ですが、選手交代でシステム変更し、途中交代で入ったオナイウがゴールを決めましたが、攻撃のアイデア不足は否めなく、シーズン途中で加入してきた松田の決定力に期待がかかります。