試合開始からヘルタが相手陳内でボールを保持するも、先制点は２２分に一つのセットプレーからフランクフルトがあげる。その後も２９分、４２分とゴールチャンスを迎えるもシュートがバーに当たるなどの不運もあり、追加点を上げる事が出来ずハーフタイムを迎える。後半は両チームとも中盤でのミスが多く、なかなかチャンスを作ることが出来ない中で、３８分にバウムヨハンの強引なドリブル突破からチャンスを作ると、最後はダリダがゴールを決め、ヘルタが同点に追いつく。このまま試合は終了、１対１の引き分けで終わる。

長谷部は右MFで先発出場するも、前半３０分過ぎからフォーメーションの変更に伴い、守備的MFでプレー。攻撃面では中盤でパスを供給する役割をこなし、守備面では鋭い読みと豊富な運動量で相手の攻撃の芽をつむ役割を９０分通じて果たした。「追加点を取れるチャンスは何回かあったので、そこで決めていれば楽な試合になっていたと思いますけど」と、勝ち点３を取り損ねた悔しさを滲ませた。


原口は右MFで先発出場。サイドに張ってボールを受け、ドリブルで中央に切り込むも数的不利な状況でボールを受けるため決定的なチャンスを演出する事が出来ず。後半は左MFでプレーし、１４分にはカウンターからスルーパスを送るも、オフサイドになった場面では、「今日、唯一のシュートチャンスだったので、自分で打ってもよかったと思います」と振り返り、「次は１週間あるんで、しっかりリカバリーして、次はもっとパワーを出せるようにしたい」と気持ちを切り替えていた。