最初にチャンスを掴んだのはアウェイのレバークーゼン。前半１分右サイドでボールを受けたベララビがピケをかわしてクロスを入れると、ニアでハビエル・エルナンデスが合わせるが、これはシュテーゲンがキャッチ。
その後もＤＦラインを高く保ち、前線からプレッシャーをかけていくアウェイのレバークーゼン。
パスでいなしながら、前線のスアレス、ネイマールにボールを入れたいバルセロナ。
前半５分にネイマールのクロスからラキティッチが頭で合わせるがレノの正面。９分にもサンドロがスアレスとのワンツーでエリア内へ侵入するとシュートを放ちますが、レノの守備範囲でした。
先制したのはレバークーゼン、カルハノグルのＣＫをパパドプロスがコースを変えて先制点を上げます。マテューがマークに付いていましたが、鋭いチャルハノールのキックに反応できず、フリーでヘディングを許していました。
その後も中盤でボールを奪っては、カンプル、カルハノグル、ベララビを中心に攻撃するレバークーゼンに対し、思うように前にボールが入らないバルセロナ。
それでも前半３８分、相手のクリアボールをラキティッチがダイレクトで左サイドに展開すると、ネイマールの放ったシュートがポストに当たり、サンドロが詰めますが、パパドプロスが素早く反応してブロックします。
前半はハイプレッシャーのレバークーゼンを相手に、思うようにボールを運べないホームのバルセロナでした。
続く後半も最初にチャンスを掴んだのはレバークーゼン、右サイドでカンプルがマテューに寄せると、ボールが右サイドのスペースにこぼれます。このボールを拾ったベララビが中央でフリーのハビエル・エルナンデスへ。
しかし、この決定的なチャンスにシュートを吹かせてしまいます。
イニエスタの負傷交代などで両チーム選手交代しますが、攻撃の基点になっていたベララビを下げたレバークーゼンが前半から飛ばしていた疲れもあるのか、少しずつバルセロナが押し込んでいきます。
そして、８０分左サイドからアルバが中央へ折り返すと、ムニルが合わせます。
シュートはレノが弾きますが、ボールはセルジ・ロベルトの元へ、これを落ち着いて押し込んで、バルセロナが同点。
直後の８１分にも右サイドで粘ったムニルのクロスをスアレスが見事なシュートをゴールネットに突き刺してバルセロナが逆転。
レバークーゼンは一瞬の隙を付かれた立て続けの失点で逆転を許してしまいます。
この後にもカウンターからムニルがチャンスを掴みますが、惜しくも枠には飛ばせません。
高い集中力を保って健闘したレバークーゼンでしたが、後半開始直後のハビエル・エルナンデスが掴んだ決定的なチャンスを決め切れなかったのが悔やまれる試合でした。
一方のバルセロナは、レバークーゼンの素早いプレスにボールを失うシーンや中途半端なクリアが目立つ悪い内容ながらも、ホームの声援を受けて、途中交代で入った選手とスアレスの活躍に救われた試合でした。
イニエスタ離脱の穴埋めは課題ですが、ネイマールとスアレスのコンビネーションは機能する気配を見せており、他クラブにとって難敵である事には変わりありません。