試合開始から低い位置で守備のブロックを引くケルンDFに対して、シャルケがボールを圧倒的に支配するも、ゴールチャンスを作ることが出来ない。逆に、中盤でボールを奪ったケルンが素早い速攻からシュートまで持ち込む場面をつくると、終了間際にエースのモデストがGKの股の間を抜く技ありのゴールを決め、リードして前半を折り返した。

この日のシャルケは、６５％以上の高いボール支配率を記録するも、ケルンの組織だった守備の前に決定的なチャンスを作ることが出来ず。ケルンは、GKのホルンを中心に守備陣が安定しており、ボールは支配されるも、危ない場面を迎える事はなかった。守備で作った良いリズムは攻撃にも好影響を与え、中盤でボールを奪うと手数をかけずに攻めると、７９分と８３分にはカウンターから２得点を上げ３対０で快勝、アウェーで勝ち点３を獲得し５位に順位を上げた。

大迫はツートップの一角で先発出場。試合を通じて、チームが守備的な試合運びをした事もあり、相手ゴール前でボールを受けたり、シュートを打つシーンはほとんどなかった。それでも、カウンターの起点として中盤に下がってボールを受けたり、DFを背負った状況でしっかりポストプレーをこなすなど、後半２５分に交代するまで、チームのために献身的にプレーした。

尚、長澤はベンチ入りも出場機会なし、内田はベンチ外にだった。