試合後、大迫が「２週間空いて、フワッとした入りになってしまった」と言うように、序盤からホームのケルンがボールを支配するも、CF以外の１０人が自軍で守るハノーファーを崩しきれず。一方、全く攻撃の形を作れなかったハノーファーだが、３８分にCKを得ると、清武の蹴ったボールをシュルツがヘディングシュート、GKが弾いたボールをアンドリーセンが押し込み先制点を上げる。しかし、スローで見ると、アンドレアセンは右腕でゴールに押し込んでいたが判定は変わらず、疑惑の得点でハノーバーがリードして前半を折り返す。

後半、ケルンは攻撃的な選手を入れて同点ゴールを目指すも、１点を守り切りたいハノーファーがゴール前に壁を作りシュートチャンスを作らせない。後半開始から出場した酒井宏も、「もう、１－０で守り切るコンセプトが決まっていたので。そういう時のチームは強いですから。」と守備に回るのは想定内だったとし、クロスボールをことごとく跳ね返し続けた。それでも、個の力で勝るケルンは、終了間際の４１分にモデストがフリーでヘディングシュート、しかしGKツィーラーがファインセーブで同点ゴールを阻止、そのまま試合は終了した。この勝利でハノーファーは２連勝、順位も１４位まで上げ、降格圏を脱出することにも成功した。一方のケルンは、ホームで痛い敗戦、チームも４位になるチャンスを逃した。