明治安田生命J２リーグ第３７節が行われ、愛媛FCはアウェイでギラヴァンツ北九州と対戦した。プレーオフ圏内に入り込みたい８位愛媛と上位進出を狙いたい１４位北九州の一戦。対戦成績では４勝３分４敗と五分となっている。

　試合開始して１分に愛媛は左サイドの内田のクロスから西田がヘディングシュートを放つ。６分には縦パスをつないで西田がGKと1vs1になるが決められない。

　対する北九州は１９分に左サイドからのクロスを小松がヘディングシュートするもゴール右に外れる。２４分にはカウンターからチャンスを迎えるもGKに阻まれた。

　それでも、北九州は３４分にカウンターから左サイドを小松が突破すると、中央に向けてクロスを入れる。そこにフリーとなった内藤がGKとの1vs1を制して先制点を決める。

　３９分にも内藤がシュートを放ち相手選手に当たったボールが弧を描いてゴールへ向かうが、これはゴールポストに弾かれて追加点とはならなかった。結局、北九州が１点をリードして前半を折り返している。

　後半に入ると愛媛の攻めが続いたが、先に得点を決めたのは北九州の方だった。後半９分にボールをつないで攻め込むと最後は小松がシュートを放ち追加点を決める。続く後半１１分には、左サイドからのクロスを愛媛守備陣がクリアし損ねて原がこぼれ玉をゴールに押し込む。

　３点リードを許した愛媛だったが、後半３０分に右サイドを切り裂くと、ゴール前に入れたクロスに西田が合わせて１点を返す。さらに後半ロスタイムに表原がゴールを決め１点差に迫る。しかし、その後は追加点を奪えず、北九州がリードを守りきり３−２で勝利した。