アグエロ、ダビド・シルバを負傷で欠き、キャプテンのコンパニも負傷でベンチスタートのシティ。
一方のセビージャは、ＧＫベトが負傷離脱中のみで試合に臨んできました。
開始当初からボールを支配して攻撃するのはホームのシティ、前半８分にヘスス・ナバス、９分にもボニー、１４分にも速攻からデブライネがシュートを放ちペースを掴みます。
アウェイのセビージャも反撃、前半１６分右サイドのやや深い位置で得たＦＫをコノプリャンカが角度が無いながらも直接狙うとポスト直撃。意外性のあるプレイでシティに傾いた流れをセビージャに引き寄せます。
前半２６分にもセビージャにチャンス。
バネガのスルーパスにコノプリャンカが抜け出しますが、マンガラがカット。前半２８分にもコノプリャンカのクロスにイボーラが飛び込みますが、オタメンディがクリア。
そして、前半２９分セビージャが右サイドで得たＣＫからショートコーナ、サイドバックのサニャとヤヤ・トゥレを釣り出し、センターバックとの間にスペースを空けると、そのスペースにビトロが飛び出します。
ビトロは落ち着いてマイナスのパスを入れると、逆サイドで待っていたフリーのコノプリャンカが決めてセビージャが先制します。
しかし、シティも前半３５分、右サイドのヘスス・ナバスから深い位置まで攻撃参加してきたヤヤ・トゥレにパスが渡ると、マークを振り切り逆サイドのスターリングへパス。シュートはセルヒオ・リコが弾きますが、ボニーが詰めてシティが同点に追いつきます。
（公式記録上ではラミに当たったようでラミのオウンゴール）
後半も２列目のタレントを活かして速攻が主体のシティ、ボールを回してサイドからの攻撃を試みるセビージャという図式は変わりませんが、両チームともに決定的なチャンスは作れません。
シティは後半になって攻撃に絡めていなかったボニーに代えてフェルナンドを投入し、ヤヤ・トゥレを一列前に上げ、攻撃の圧力を強めます。
一方のセビージャはバネガ、コノプリャンカを下げてクローン・デーリ、エンゾンジを投入し、引き分け狙いの選手交代。
そして引き分けの空気が漂い始めた後半４５分、シティは自陣でボールを奪うと、ヤヤ・トゥレが持ち上がり、右サイドのデブライネへパス。
この試合でも何度かミドルシュートを放っていたデブライネは、中央に切れ込むと左足でコントロールショットをゴール左隅に決めます。ロスタイムのセビージャの攻撃もシャットアウトし、シティが終了間際のデブライネのゴールで勝ち点３を得ました。