試合開始早々、新潟にアクシデント。ＦＷラファエルシルバが相手ディフェンダーと接触し倒れ込む。その後、一旦はプレイに戻るも、接触の影響が大きく、ベンチは前半２０分にラファエルを下げ、ＦＷ山崎をピッチに送る。
名古屋は闘莉王・ノバコノビッチの２トップにボールを集めるが、新潟は大井・大野の両センターバックが対応、ＭＦ永井も中盤からのプレシッングを効かせ仕事をさせない。
守備からリズムを作った新潟はレオシルバを中心にボールを繋ぎ、名古屋ゴールに迫る場面を徐々に増やしていく。新潟の時間帯が続く中、前半終了場際、交代出場の山崎が得意のドリブルで３人のＤＦを交わし豪快なミドルシュートを決め先制。
後半に入っても新潟の攻撃の回数が多く、指宿・端山等がシュートを狙い、先日、６００試合出場を果たしたばかりのＧＫ楢崎の守る名古屋ゴールを攻め立てる。
しかし、チャンスを決め切れないまま、逆に７１分、７３分と新潟は連続失点を喫す。攻撃に気を取られ、守備の意識が薄くなったところを名古屋に衝かれる形となってしまい逆転。その後一旦は指宿のゴールで同点にするも、８５分には川又、アディショナルタイムに永井にダメ押しとなる４点目を決められてしまった。

新潟は数多くあった決定機を決められず、自滅する形での敗戦。今節での残留を確定させられなかった新潟は、次節、デンカビックスワンスタジアムで好調・湘南ベルマーレを迎える。今年最後となるホームでの戦い、サポーターの目の前で残留を自力で決めなければならない。