セルタ対Ｒ・マドリーの無敗チーム同士の首位決戦。
試合開始から早いパス回しでセルタにボールの奪い所を絞らせないマドリーが主導権を握ります。
前半８分、マルセロのパスにルーカス・バスケスが左サイドを抜け出すと中央の空いたスペースへパス。
セルタＤＦ陣は反応できず、やや流れますが一足早く追いついたＣ・ロナウドがＧＫの届かない左隅に決めて、アウェイのＲ・マドリーが先制。
ホームのセルタも左サイドバックのジョニーとノリートのコンビネーションから何度かチャンスを作りますが、ケイラー・ナバスのビッグセーブで得点を許しません。
すると前半２３分マドリーに追加点。
左サイドでパスをつなぐと右サイドバックのダニーロがフリーで攻撃参加。
中央を経由してパスを受けると落ち着いて追加点となるリーガ初ゴールを決めます。
２点差となったセルタはパスカットを狙った守備が機能し始め、Ｒ・マドリーを押し込みます。
前半３８分に左サイドを突破したノリートからゴール正面のイアゴ・アスパスへボールは渡りますが、決定的なシュートはケイラー・ナバスが素早い反応で弾きます。
前半４２分にもセットプレイからパブロ・エルナンデスが合わせますが、またもケイラー・ナバスのビッグセーブ！
セルタペースながらも、アウェイのＲ・マドリーが２点差のまま前半を終えます。
後半もアグレッシブな展開でお互いにシュートを放ちますが、ゴールマウスをとらえられません。
すると後半１１分ボールを持ち上がったセルヒオ・ラモスを後ろから引っ張ってセルタのパブロ・エルナンデスにイエローカードが出されます。この判定にカブラルが抗議、この抗議で２枚目のイエローが出されカブラルは退場、セルタは１０人になります。
リスクを侵して攻めるセルタに対し、カウンターからイスコとＣ・ロナウドがチャンスを掴みますが、Ｒ・マドリーは１０人のセルタを突き放す事ができません。
そして、後半３９分エリアやや手前でノリートがボールを受けるとゴール左隅に強烈なミドルシュートを突き刺し、１点差に。
直後にもグイディッティが決定的なチャンスを掴みますが、ゴールマウスを外してしまいます。
最後は、後半ロスタイムにシェリチェフからのクロスを受けたマルセロが決めて試合終了。
注目の首位対決はアウェイのＲ・マドリーが勝ちましたが、前半はケイラー・ナバスのビッグセーブに助けられる場面も多く、後半も１０人になったセルタを相手に１点差に詰め寄られるなど、試合運びに不安を残す内容でした。