明治安田生命J２リーグ第３８節が行われ、愛媛FCはホームでザスパクサツ群馬と対戦した。プレーオフ圏内を意識しすぎているためか、９月２３日のカマタマーレ讃岐戦を最後に４試合勝利から遠ざかっている愛媛。対する群馬は、J1昇格を狙う徳島とセレッソ大阪に２連勝していた。

　試合開始して８分、愛媛は右サイドのショートコーナーから内田がクロスを入れると、浦田が折り返したボールを西田が頭で押し込み先制する。幸先よく先制した愛媛はその後も主導権を握ったまま攻め立てる。対する群馬はカウンターを伺うが思うような攻撃につながらない。前半は愛媛の１点リードで折り返した。

　後半に入っても愛媛の時間帯が続く。６３分には味方の折り返しを受けた河原がフリーでヘディングシュートを放つもゴール上に外してしまう。すると、７６分に群馬のユン・ヨンスンが危険なファールを犯したとして一発退場となった。

　愛媛は８４分、途中交代で入ったばかりの白井が前線でボールを奪うと、そのまま持ち込みフリーとなった河原へパス。河原が冷静にシュートを放ちゴールを決めた。河原にとっては今季１０得点目となり、２年連続二桁得点を達成した。

　後半ロスタイムにも、再び白井のドリブルから攻め立てると、フリーとなった内田にパス。GKがファインセーブを見せるが、その跳ね返りのボールに河原がつめて、愛媛は３−０と大きくリードした。

　このまま試合は終了。３−０で勝利した愛媛は勝ち点３を積み上げ、再びJ１昇格プレーオフ争いに名乗りを上げた。残り４試合、J１昇格プレーオフ争いはより一層白熱さを増している。