イングランドプレミアリーグ第１１節チェルシー対リヴァプールの一戦は、３－１でアウェーのリヴァプールが勝利した。

試合は開始早々から動き出す。前半４分、左サイドを突破したアスピリクエタが右足でセンタリングを上げ、このボールをゴール前に詰めていたラミレスがヘディングシュートでゴールに突き刺してチェルシーが先制点を奪う。一方、開始早々に失点を喫したリヴァプールは、対角線のロングボールなどを織り交ぜたサイド攻撃によって同点ゴールを狙いにかかるが、チェルシーの守備を崩すまでには至らず、なかなかチャンスの場面を作り出せない。

しかし前半終了間際にこのサイド攻撃から同点ゴールが生まれる。右サイドからフェルミノを経由してボールはペナルティエリアのわずかに外、ゴール右斜め前４５度の位置にいたコウチーニョへ。コウチーニョはキックフェイントでボールを奪いに来ていたラミレスをかわし、そのまま左足でシュート。このシュートがゴール右隅に吸い込まれ、前半終了間際にリヴァプールが試合を振り出しに戻す。

タイスコアになって後半を迎えると、両チームとも球際で激しく競り合い、互いにチャンスらしい場面を作れないまま時間が過ぎて行く。そんな中、リヴァプールのベンテケがヘディングの競り合いに勝ち、最終ラインから放り込まれた対角線のロングボールをゴール中央に折り返す。このボールをコウチーニョが拾って右足でシュートを決め、リヴァプールが逆転に成功する。残り１５分ほどになって逆転を許したチェルシーは、攻撃により人数をかけた前掛りな姿勢を鮮明にし、同点ゴールを狙いにかかる。しかし逆に後半３８分、リヴァプールがまたしても右サイドを起点にしてチェルシーの守備陣を崩し、右サイドから中央に折り返されたボールを最後はベンテケが決めてリヴァプールがリードを２点に広げる。そしてこのまま試合は終了し、リヴァプールが３－１でチェルシーを退けた。敗れたチェルシーはこれでリーグ戦２連敗となった。