プレミアリーグ第36節。アーセナルのホームであるエミレーツスタジアムでの一戦。
アーセナルは、3位以内を確保するには、この試合を含め4試合で勝ち点4を確保する必要がある。
チャンピオンズリーグ出場を確定させるには落とせない大事な試合。なんとしてもホームで勝ち点を確保したい。
一方のスウォンジーは現在リーグ8位。しかし、前回の対戦ではアーセナルに対し1-2で勝利しており、いわゆるダブル達成をかけた試合となる。

前半からボールポゼッションに勝るアーセナルが積極的に攻めあがる。
ラムジーからのクロスなどでシュートを狙うが、スウォンジーのディフェンスラインはよく統率され、ゴールを阻む。

一方のスウォンジーは波状攻撃をかけてくるアーセナルに対し守勢を強いられる。
なかなか敵陣でボールを回すことができない。時折カウンターを仕掛けるも、決定打に欠ける。

アーセナルの攻勢が続くも、スコアは動くことなく前半終了を迎えた。

後半もアーセナルの攻勢に対し、ときおりスウォンジーがカウンターを仕掛ける、という前半と同じ展開となった。
ジルーのロングフィードからサンチェスが放った惜しいシュートなどもあったが、依然としてスコアは0-0のまま。

このまま引き分けもあるかと思われた後半40分。左サイドからのクロスにあわせたスウォンジーのゴミスのヘッドがゴール左隅に飛ぶ。
一見、キーパーのオスピナが弾いたように見えたが、これがゴールラインを超えていたことが判明。
ゴールラインテクノロジーによりシュートは有効と判定され0-1。この時間帯にスウォンジーがリードを奪った。

ここまで枠内のシュート数だけでも倍近い本数を放ってきたアーセナルにとって、非常に厳しい展開となった。さらに前線を押し出しゴールを狙うが、そのままタイムアップ。

終始堅い守りを見せ、最後に一点を奪ったスウォンジーが、殊勲のシーズンダブルを達成した。
一方のアーセナルは、苦手にしていたスウォンジーに対してまたも勝ち星を譲る形になり、チャンピオンズリーグに対し不安の残る一戦となった。