セリエA第36節。2位のローマがホームにて15位ウディネーゼを迎え撃つ。

CL出場をかけた緊迫した状況が続いている。先日ラツィオがサンプドリアに1-0で勝利し、仮ではあるが2位に浮上。ローマが再び2位をキープするためには勝ち点3が必要となる。

前半はローマの攻勢が続く。右サイドからイバルボにラストパスを合わせるが、なかなか得点には結びつかない。

だが前半19分、左コーナー付近でローマDFのクリアミスからボールを拾われてしまう。シュートは弾かれるが、こぼれ球を詰めていたペリカがボレーで押し込んでウディネーゼが先制した。
ローマにとっては非常に痛い点の取られ方となった。結果論だが、イージーなクリアを選択しておけば防げたミスである。

前半25分には久しぶりにスタメン復帰したトッティの地を這うようなフリーキックがゴールを襲うが、カルネジスが辛くも弾き出す。31分のエムビワの惜しいシュートなどもあったが、同点には至らない。

前半44分、右サイドからのビルドアップを経て、トッティの柔らかいクロスが上がる。やや右がかりになっていたウディネーゼは左側がガラ空きに。ここに詰めてきたナインゴランが豪快に叩き込み、同点ゴールを挙げる。運動量の落ちる苦しい時間帯にローマが同点に追いついた。

後半も右サイドを中心に攻めあがるローマ。後半20分にはトッティからボールを受けたナインゴランのクロスが上がる。これを、ウディネーゼのDF2人が被る形になり処理をミス。これをトロシディスが冷静に押し込んでローマが逆転した。

そのままローマの攻勢のまま試合は続く。後半36分にはナインゴランの惜しいシュートもあったが、ゴールポストに嫌われてしまう。

そのままローマが逃げ切り2-1で勝利した。
ラツィオとのデッドヒートはなおも続く。CL出場にかけてタフな戦いを強いられるであろう。