今シーズン11戦未だ無敗と、国内では破竹の強さを誇る浦和がホームで鹿島を迎えた。この試合でも、浦和が強さを見せつける。

　前半から両チームがせめぎ合う。鹿島は司令塔のMF柴崎を中心にゲームを組み立て、ゴールを狙う。18分にはクロスボールのこぼれ球から柴崎がダイレクトでシュートを打つもこれは惜しくもゴール左に外れる。対する浦和も流動的に選手たちがボールに絡んでいき幾度となくチャンスを作るもゴールは生まれない。前半はこのまま0-0で終了する。

　後半に入ってからも両チームともいいシュートを打ちあう好ゲームが続いていると、先に鹿島の方にゴールが生まれる。67分にハーフエリア付近から柴崎がゴール前にロングボールを上げると、浦和DF森脇が処理を誤る。ボールを頭で押し返せず、そのまま流れていったボールが浦和ゴールに吸い込まれアウェーの鹿島が先制する。しかし、ここで慌てなかった浦和がすぐさま同点に追いつく。71分、右サイドで興梠の鋭いスルーパスに抜け出したズラタンがラインぎりぎりからクロス、このボールをフリーになっていた武藤がヘディングでたたき込み浦和がスコアをタイに戻す。これで勢いのついた浦和が逆転に成功する。83分にスペースを作ってボールを待っていた関根がトラップと同時に中にカットインし近距離から右足の強烈なシュート、これがゴールに突き刺さり2-1と逆転してそのままタイムアップ。浦和が逆転勝利し、無敗を12試合に伸ばした。