５月２４日に行われたJ２リーグ第１５節で、V・ファーレン長崎は愛媛FCを３−１でやぶり、数試合ぶりとなるホーム戦勝利を手にした。これによりアビスパ福岡を抜き５位に浮上した。

試合は開始直後から動いた。前半５分、愛媛FCは左サイドでボールを奪うと、すぐさま三原向平が駆け上がり中央へクロス。中央に走り込んでいた西田剛がダイレクトでボレーシュートを放ち、幸先よく愛媛FCが先制点を決めた。その後は両チームともにこう着状態が続き前半終了。

後半１分、V・ファーレン長崎は華麗なパスワークから愛媛FCの守備陣形を崩しシュート。これは惜しくも愛媛FCのGKがスーパーセーブを見せ、ゴールとは至らなかった。しかし、このシュートをきっかけにV・ファーレン長崎の猛攻が始まる。後半１５分、先ほどと同じようにV・ファーレン長崎が華麗なパルワークから愛媛FCの守備陣形を崩すと、GKに２度シュートを弾かれるも梶川諒太が３度目のシュートを押し込んでV・ファーレン長崎が同点に追いついた。そしてさらに、後半１６分にも愛媛FCのDFの足が完全に止まったところを逃さず、一本のパスからイ ヨンジェが抜け出しGKとの１vs１も冷静に決め、V・ファーレン長崎に２点目が入った。

完全にV・ファーレン長崎が試合を支配すると、後半ロスタイムにも一本のパスから抜け出した李 栄直が駄目押しとなる３点目を決めて試合終了。愛媛FCは先制点を守りきれず、V・ファーレン長崎の試合巧者な試合運びに圧倒された試合となった。