ペップの捜し求めていた9番

配信日:2015/05/04 13:48 Written by 西浦昇
3.0
ペップの捜し求めていた9番
ルイススアレスがバルサで爆発し始めている。

3月22日のカンプノウでのクラシコでは、これぞストライカーといったゴールを決めバルサファンのハートを射止めた。
いまや彼がいないバルサは考えられないほどの9番としての存在感を発揮している。

しかし、最初から順風満帆だったわけではない。
当初、彼のような素行が悪い選手を獲得する事はペップ・グアルディオラの元、品行方正なキャラクタを発信してきたバルサのチームカラーには似つかわしくないとして、疑問視されていた。

確かに、彼はヒール役を受け入れるふてぶてしさを持ったキャラクタである。
2010年の南アフリカワールドカップでは、ゴールとなるシュートをハンドで止め退場になった事もある。
時として、自らを抑えられないのか、2010年のアヤックスでプレイ時に噛み付き事件を起こし、7試合の出場停止。
リバプールでも2013年に相手選手に噛み付き10試合の出場停止。
そこで、2014年ワールドカップでのキエッリーニへの噛み付き時間である。
再三の事件にFIFAからの処分が重くなるのも仕方なかった。

バルサがこの問題児を獲得したのは疑問視されていたのは当然である。

4ヶ月間のサッカー活動の禁止(のちに練習は可能となる。)の後、スアレスのバルサでのデビュー戦は2014年10月25日のクラシコまで待たなければならなかった。
クラシコでは、相手マークにも苦しみ不発。チームもネイマールが先制するも3-1で逆転負け。

その後、11月のリーグ戦(4試合)でノーゴール。
ようやくチャンピオンズリーグのAPOEL戦でバルサ初ゴール。
結局、年内はAPOEL戦とPSG戦、コルドバ戦の3ゴールのみ。
アシストこそ記録していたものの期待されていた活躍とは程遠かった。

しかし、じょじょにメッシ&ネイマールと噛み合い始めるとゴールを量産。
3月は、リーグ戦3試合で3ゴール、4月もリーグ戦6試合で5ゴール。チャンピオンズリーグでもダビ・ルイスの股を抜き、2ゴール。

彼のプレイは、非常に相手DFにとっては嫌らしいプレイスタイルだ。
選択肢は大きく3つあり、相手DFを背負ってMFに落とす。ワンタッチで後ろへ流し自分も相手DFの裏を取る。そのまま相手DFの視界から消え、フリーとなる動きをする。
こうなると相手DFは密着すれば良いのか、少し距離を置いてから詰めれば良いのか、判断に迷う。
そうなるともうスアレスのペースだ。その一瞬迷っている時間で決定的な仕事をしてしまう。

ドリブル、シュート技術、ラストパスの精度、献身的な運動量どれをとっても一級品であり、メッシと共存する事ができる。
バルサにとってみれば、理想的な補強となった。
特にメッシとは同じマテ茶仲間という事もあり、ピッチ外でも仲が良いようである。

ネイマールも加えたメッシとの南米3トップは、それぞれの頭文字を取り、M(Messi)S(Suarez)N(Neymar)でMSNと呼ばれている。

0-8と大勝したコルドバ戦で、バルサでは初となるハットトリックを決め好調をアピールしている。

初年度でバルサに馴染むのは難しいと思っていたが、これまでの活躍を見ると、驚くほど早く順応している。
ペップ・グアルディオラはバルサで、エトオ、イブラヒモビッチ、ビジャとメッシと共存できる9番を捜し求めていたが、彼こそその9番ではないだろうか。
チャンピオンズリーグで、そのペップ率いるバイエルンとの対戦する。答えはもうすぐ証明されるはずだ。
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